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​なぜ利益にこだわるのか

上記お客様の声にもある通り、「売り上げアップ」は必要なことですが、経営においてそれは通過点であり、最終着地は「利益」であるべきです。

巷には、集客アップ・売り上げ増大と謳うビジネスキャッチが溢れています。売り上げアップは大切ですしどれも商い繁盛には必須条件ではありますが、それを商いの最終目標としてしまうと、頑張ったのだけど、実際の銀行に現金がない。とか、なんでこんなに売り上げがあるのに、手元にお金がないんだ!!とか、最後には、なんでこんなに頑張っているのに・・・!となってしまいます。 ​最終の目標にすべきは「売り上げ」ではなく「利益」なのです。 実は私にもこのような経験がありました。 年間4,000万の売り上げがあるにも関わらず、銀行残高が一向に増えていかないのです。 それどころか、銀行残高30万という窮地に追い込まれてしまったのです。 なんとそれは開業1年目にして起こってしまったのです。。 なぜでしょうか? それは、飲食店経営者が知るべき財務経理知識を知らなかったからなのです。 いわゆる、どんぶり勘定。 ​こんなに売り上げがあるから、これくらい使っても良いだろうという、勘に頼った経営です。 今まで修行時代にはサラリーでしか生きてこなかった私が、いきなり経営者になり、一夏だけで何千万という売り上げを見て、有頂天になってしまったのでしょう。 夏には潤沢な売上金があったはずの口座からはみるみる現金が減り、翌年の6月にはついに30万円を残すのみとなり、ついに創業1年で倒産か・・・と覚悟をしました。 しかし、そこで役に立ったのが、過去に開業資金を借り入れする際に身につけていた、事業計画書作成スキルでした。 事業計画書作成スキルの核は「損益計画書」です。その損益計画を再度立て直し、徹底的に経費出費を管理しました。 ありがたいことに、集客には事欠かない対策が施されていたので、損益をしっかり管理することで私はビジネスに立ち戻ることができたのです。 ​コンサル現場で色々な小規模飲食経営者に合う都度、このような私の失敗を犯すだろうと思われる方がいっぱいいたのを目の当たりにし、飲食店経営コンサルをするということは、この利益を確保することまでをきっちり教えなければダメだと確信したのです。 集客アップ・売り上げ増大は大切ですが、あくまで利益を出すための戦略でしかありません。 私が利益にこだわる理由はここにあるということです。 利益を出せない経営は、そもそも経営とは呼べない。 ​その、具体的方法を提示していきたいと思います。

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